パーソナルトレーニングでサッカー選手に指導する5つのこと

サッカー選手も適切な内容のパーソナルトレーニングを受けることで、パフォーマンスが向上したり、選手としてレベルアップすることができます。

ただ、実際にどのような内容を行っているのか?その内容がオープンになっていることはあまりないと思います。

この記事では、

  • サッカー選手に指導するパーソナルトレーニングの内容
  • パーソナルトレーニングの実例

などをご紹介します。

 

パーソナルトレーニングでサッカー選手に指導する5つのこと

本来は、5つのことだけを指導するのでなく、様々なことを指導します。ただ、指導しないこともありそれが以下の通りです。

技術指導は一切しない

これははっきりと区別しておく必要がありますが、トレーナーという立場上、技術指導をすることは一切ありません。

技術指導をするのは、コーチ・監督の役割であり、トレーナーはその役割を担っていません。ですので、パーソナルトレーニングでは明確に線引きしています。

ただ、

  • 身体をどのように使ってフェイントをかけるのか
  • どのようにボールを蹴る方が良いのか など

身体の使い方に関することは指導します。技術と身体の使い方の線引きは微妙なところに感じるかもですが、自然な身体の使い方をベースにご指導します。

どのようなことをパーソナルトレーニングで行うのか、詳しくお伝えしていきます。

目的によって内容は変わる

サッカー選手とのパーソナルトレーニングと言えど、サッカー選手個々によって課題としていることが違います。

パーソナルトレーニングを受ける目的が違うため、当然内容は異なりますが、サッカー選手であれば、

  • 速く走れるようになりたい
  • 素早い切り返しができるようになりたい
  • 強いボールを蹴られるようになりたい
  • 当たり負けしない身体を作りたい など

こういった目的で実際にパーソナルトレーニングを行うことが多くあります。

ただ、こういった個人の課題+サッカー選手などのスポーツ選手はやるべきトレーニングが別にあります。それがコンディショニングトレーニングです。

主に基礎体力の指導を行う

パーソナルトレーナーの主な仕事はコンディショニングの向上にあります。

そもそも、コンディショニング【conditioning】とは、どのような意味があるかというと、これら5つの要素を指している言葉です。

これらをすべてバランスよく向上させることで、サッカー選手としての土台がしっかりと出来上がります。

より高いレベルの選手・チームになろうと思うと、このピラミッドを知っておくことが重要です。それがこちら。

先ほどお伝えしたコンディショニングは、このピラミッドの土台である“基礎体力”という部分に当たります。

スポーツ選手のベースの部分である基礎体力(コンディショニング)を向上させるために、先ほど紹介した5つの要素をトレーニングする必要があるというわけです。

つまり、サッカー選手などのスポーツ選手に対して、パーソナルトレーニングでは、

  • 身体的
  • 精神的
  • 防衛的
  • 栄養
  • 休養

これら5つの要素を主にトレーニングすることになり、僕はこの5つをメインに指導しています。

もう少し深く見ると、“身体的”という体力要素は、バイオモーターアビリティというものを同じ意味を持ちます。バイオモーターとは、この表全体のことを指します。

先ほどお伝えしたピラミッドの土台(基礎体力)を大きくするためには、このバイオモーターアビリティの要素すべてをバランスよく向上させることが必要です。

つまり、パーソナルトレーニングでサッカー選手に指導する5つの要素は、大枠で見れば、

  1. 身体的
  2. 精神的
  3. 防衛的
  4. 栄養
  5. 休養

などであり、さらに細かく見ていくと、身体的コンディショニングの要素である、

  1. 筋力
  2. 持久力
  3. スピード
  4. 調整力
  5. 柔軟性

などをサッカーという競技に合わせてトレーニングを行うのが、主なパーソナルトレーニングの内容となります。

コンディショニングについては、「コンディショニングの意味とトレーニング方法」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

次は3つほど、具体的にパーソナルトレーニングでどのようなことを指導しているのかをご紹介します。

 

サッカー選手に行っているパーソナルトレーニングの実例

サッカー選手に行っているトレーニングは多岐に渡りますが、

3つの実例

  1. アジリティトレーニング
  2. クイックネストレーニング
  3. 体幹トレーニング

これらをご紹介しますね。

①反復横跳び

アジリティとは、先ほどお伝えしたバイオモーターアビリティの中の“敏捷性”に当たる要素です。

敏捷性の能力は、

正確性+速さ

が求められ、敏捷性能力が向上するとフェイントをかけるなどの動きが、より速く正確にできるようになります。

トレーニング方法の1つに反復横跳びがありますが、これを例にトレーニング方法をご紹介します。

手順

  1. 1m感覚で3本の線を引く
  2. その真ん中に立ち、左右へステップを行う
  3. このとき、足裏全体で着地ができるようにゆっくりとしたペースから始める
  4. 足裏全体で着地ができるようになれば、徐々にスピードを上げる
  5. 次に、ステップした方とは逆に重心を移動させ、ステップを繰り返す
  6. それを徐々にペースアップしていく

こういった反復横跳びをどのように行うのか、実際に現場で指導するときには、

  • 足裏の着地する位置
  • 体重移動の仕方
  • テンポの上げ方 など

こういった細かいところも指導しつつ、反復横跳びなどの敏捷性トレーニングを行っていきます。

こういった形でより速く、正確に行うトレーニングをアジリティトレーニングといい、この動きができてくると、実際にサッカーの動きに似せて別のアジリティトレーニングを行っていきます。

敏捷性については、「敏捷性(アジリティ)と俊敏性(クイックネス)の意味とトレーニング方法」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

②速さを維持するトレーニング

クイックネスとは、“俊敏性”という意味があり、速さのみを求めるトレーニングとなります。

クイックネストレーニングの目的は、筋肉の最大収縮速度の維持であり、簡単な言葉に言い換えると、

自分が持つ一番速い動きを発揮・維持できるようにするトレーニング

です。

このトレーニングは、よくラダートレーニングとして行われていますが、トレーニング方法としてはさまざまな種類のステップをより速く行うというもの。具体的には、このような感じです。

クイックネストレーニングは、パーソナルトレーニングで行うだけでなく、毎日行う必要があるので、サッカーを行う前にやってもらうように指導しています。

続いては、体幹トレーニングです。

③体幹トレーニング

サッカー選手は、長友選手の影響で体幹トレーニングをしている方も多いと思います。

トレーニングには“特異性”といって、行った形式のみで効果があります。よくサッカー選手がやりがちな体幹トレーニングは、プランクなどのこのような体幹トレーニングではないでしょうか?

この体幹トレーニングですが、うつ伏せになった状態で負荷がかかっているので、この体勢での体幹の筋力が強化されます。

実際にサッカーは、立った状態で行いますよね。つまり、行っているトレーニングの形式が違っているわけです。

僕は、

サッカー選手に必要な体幹トレーニングは、立った状態で相撲を取るような形

だと考えています。なぜなら、サッカーのプレーは立って行うスポーツだから。

ぶつかり合うように互いに押し合うことで、サッカー選手が求める体幹の筋力が強化でき、その筋力を強化したいはずです。

方法としては、

  • 直径3mぐらいの円を書く
  • その中で相撲を10秒間とる
  • その間全力で相手のことを押す

こういったトレーニングをすると、サッカーに必要な体幹の筋力のトレーニングとしては適切になります。

こういったことをパーソナルトレーニングの中に組み込み、一定期間行うとメニューを変えるというサイクルを回します。

何よりスポーツ選手は、先ほどお伝えした、

  • コンディショニングの5つの要素
  • バイオモーターアビリティ

こういったものをすべてトレーニングする必要があり、これがサッカー選手への主なパーソナルトレーニング内容となります。

関連記事:野球選手に必要な体幹トレーニングを解説

 

まとめ

今回は、パーソナルトレーニングでサッカー選手に指導していることについてお伝えしました。

今回の記事のまとめ

  • パーソナルトレーナーは技術指導は行わない
  • パーソナルトレーニングの内容は、目的によって変わる
  • サッカー選手は、主にコンディショニング指導を行う
  • コンディショニングが向上すれば、パフォーマンスも向上する
  • パーソナルトレーニングは主に基礎作り

こういった内容をお伝えしていきました。

これから、パーソナルトレーニングを考えているサッカー選手に少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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