腰痛の原因と改善方法

僕は高校1年生の冬に腰痛になり、一時期は歩くのも辛い、トイレに行くのもやっとな状態を経験しており、腰痛の苦しみは身をもって感じています。

人はなぜ腰痛になるのでしょうか?その一番の原因は、自然体からの崩れであり、日常生活で行う何気ない姿勢や動作の影響を受けて、最終的に腰痛が出ると考えています。

腰痛を改善するために必要なことは、全身の筋肉を緩めること+日頃の姿勢や動作を自然な状態に直すこと。この流れ全てができてはじめて腰痛は改善できます。

この記事では、

  • 腰痛の原因と改善方法
  • 腹筋や背筋をしても腰痛が改善しない理由

などについて解説します。

 

腰痛の原因

腰痛はなぜ起こるのでしょうか?それは、

全体の姿勢の崩れの影響を受けている

と考えられます。

ちなみに、腹筋や背筋をしても腰痛が改善しない理由は、原因から改善方法までの流れを見ていただくと、徐々に見えてきますし、記事の後半で具体的に解説しますね。

全体の姿勢の崩れの影響を受けて腰痛が出る

腰痛が起こる主な原因は、

全体の姿勢が崩れた結果、局部である腰にストレスがかかり腰痛になる

と考えています。例えば、この姿勢が自然な状態だとします。

服のラインを見てもらうと、左右、上下でほぼ対象になっているのがわかると思います。ここから、頭が左側に倒れるとします。そうすると、頭部の重さは、左半身にかかる。

この状態で立ったり歩いたりすると、

  • 上半身の重みが左腰に
  • 着地の際に受ける地面からの衝撃が左腰に

かかってきます。

そうすると、徐々に左の腰の筋肉が緊張し、硬くなっていきます。そして、そのストレスに耐えられなくなったタイミングで、左側に腰痛が出ると考えています。

この左側に出る腰痛のそもそもの原因は何でしょうか?それは、

頭が左側に傾いてしまったから

というのが根本的な問題点ですよね。つまり、

腰そのものに原因はなく、頭の傾きの影響を受けて、腰に痛みが出てしまった

ということ。今の例では頭の傾きだけでしたが、本来であればもっと全身の崩れがあり、その崩れの影響が腰にかかってくるはず。ですので、

全身の姿勢が崩れる=腰にストレスがかかった結果、腰痛が出る

ということが、根本的な腰痛の原因として考えられるわけです。では、なぜ姿勢が崩れてしまうのでしょうか?

それは、日頃の何気なく行う姿勢や動作の癖が問題になっているケースが多いですね。

  • 座っているときに背中が丸くなる
  • スマホをスマホを触るときの姿勢が悪い など

いろんな原因が考えられます。少し具体的にご紹介します。

立っているときに片脚に体重を乗せる

例えば、

  • 信号待ちをしているとき
  • 電車を待っているとき
  • 台所で家事をしているとき など

どのように立っているでしょうか?

信号待ちや電車待ちをしているとき、片側の脚に体重を乗せて、こんな感じに立っていませんか?

自分では、「片脚に体重を乗せている感覚はない。」と思っている方でも、意外と後方から画像を撮ってみると、片側に体重が偏ってしまっていることもあります。

上記の画像のような立ち方になっていると、体重は左側に偏るため、当然左腰へのストレスが増します。

また、台所で何気なく立っているときなど、へそ辺りを前の台に当てて無意識に立っていませんか?

へそを前に突き出すような立ち方をすると、丁度身体の折れ目が腰辺りにできてしまい、腰の負担が増します。

へそを前に突き出すように立つ+片側に体重が乗る

という状態であれば姿勢は崩れ、より片側の腰へのストレスが増し、腰の筋肉はカチカチに硬くなってしまう。

姿勢が崩れたまま動作をすると腰痛が出やすい

そして、こういう姿勢の崩れによって、腰の筋肉が硬くなっている状況の中で、例えば、地面に置いてある荷物をこういった姿勢で持ち上げようとするとします。

身体と荷物の距離が離れた状態で持ち上げようとすると、非常に大きなストレスが腰にかかり、

ストレスに耐えられなくなったタイミングで腰痛が出る

と考えられます。

小さい子供を地面から抱っこしようとするときも、同じですよね。子供と自分との距離があればあるほど、腰へのストレスは増えてしまう。

こういった子供抱えようとした瞬間に、ピキッと腰に電気が走ったような痛みが出たという経験をした方もいると思います。

最終的には、

腰の筋肉が硬くなっている状況下で、腰に大きなストレスがかかった瞬間に腰痛が表面化する

ということですね。

また、姿勢が崩れた状態でランニングをすることも、腰痛の原因になる可能性があります。先ほど、頭部を傾けた姿勢を見ていただきましたよね。

これだと静止状態なので、そこまで負担は大きくありませんが、この状態でランニングをすることをイメージしてみてください。

一度宙に身体が浮いて、片脚で着地をする。そのとき地面から受けるストレスは体重の約5~6倍とも言われていますし、頭部はボーリングの球ぐらいの重さがある。

つまり、

姿勢が崩れた中でランニングをすると、非常に大きなストレスが腰にかかる

わけです。自然な状態であれば全身に分散されますが、姿勢が崩れることでそのストレスが局部である腰にかかる。

姿勢が崩れた状態でランニングをすれば、当然ランニング後には腰痛が出るでしょう。

このように、

全体の姿勢が崩れてしまった結果、局部である腰にストレスがかかり、腰痛が出る

というわけなんですね。ただ、こういった姿勢の問題以外に、もう1つ腰痛の原因が考えられるんですね。それが精神的なストレスです。

精神的なストレスによって出る腰痛もある

専門的な症状名で言うと、TMS(緊張性筋炎症候群)といって、いわゆる、

思い込みによって起こる腰痛

が考えられます。これは実際に現場でも経験していて、あまりに精神的なストレスが多い方の場合、そのストレスから逃れようとして、身体に痛みが出ることがあります。

痛みを出すことで一時的にそのストレスから解放され、逃避反応として痛みが出ているのではないかということです。

詳しくは「ストレスで痛みが出る理由【TMSの可能性】」でお伝えしますが、こういった精神的なストレスが原因で起こる腰痛もあるというわけです。

では、上記でお伝えした原因で発生した腰痛は、どうすれば改善することができるのでしょうか?

 

腰痛の改善方法

具体的な腰痛改善の流れは、以下の通りです。

  1. 全身の筋肉を緩める
  2. 腰痛の根本原因を取り除く
  3. 痛みが出ないことを脳にインプットする

腰痛を改善するために、まずやるべきことは全身の筋肉を緩めて、自然な状態に直すこと。ここから解説しますね。

全身を緩める考え方は、「ランニングでお尻の痛みが発生する原因と改善方法」で解説しているので、こちらをご覧ください。

全身の筋肉を緩めるために現場では、

  • 筋肉を揺らす
  • 筋肉を伸ばし続ける
  • 気持ち良く身体を動かす
  • 呼吸を繰り返す
  • 皮膚を軽く擦る など

こういった方法を活用して全身の筋肉を緩めて整えていきます。

②腰痛の根本原因を取り除く

姿勢や動作の改善イメージは、以下の通りです。

  • 座り方=坐骨で座る
  • 立ち方=骨で立つ
  • 歩き方や走り方=重心を前に運ぶ

こういったイメージに変えることができると、自然な姿勢や動画でき、腰痛の根本原因を取り除くことができます。

それぞれの具体的な改善方法は、別の記事で解説しているので、以下を参考にしてみてください。

筋肉を緩める+姿勢や動作の改善ができると、腰痛は根本的に直すことができます。

③痛みが出ないことを脳にインプットする

本来であれば①・②で腰痛の改善は可能ですが、現場での経験を通して、

痛みが出ないことを脳にインプットする

ということの重要性も感じています。

おそらく腰痛の方は、筋肉を緩めて姿勢などを改善したとしても、「また腰痛になるんじゃ…」という不安が残っていると思います。

痛みは脳が感じているため、この不安感が残っていれば、痛みの再発の確率も高くなる。

ここで大事なのが、姿勢や動作を改善している時に、

こうすれば痛みが出ないので、安心できますよね。

と言葉がけをしつつ、どういうことをすれば痛みが出ないのかを、クライアントさん自身が脳にインプットすること。

この、

安心感が痛みの改善には非常に重要になる

ので、言葉がけをしつつクライアントさんの脳の中の情報を書き換えていきます。

ここが現場で一番難しいと感じているところですが、こういう安心感が出ると脳が痛みを忘れ、本当にいい方向に改善していきますよ。

僕自身が現場での経験を通して、腰痛の改善に必要なことと考えているのは、ここまでお伝えした①~③の流れですね。

腹筋や背筋をしても腰痛が改善しない理由

ここまでお伝えしたことで、腹筋や背筋など部分的なトレーニングをしても、腰痛が改善しない理由は見えてきたかなと思います。

整理をすると、

  • 腰痛が出る原因は、全体が崩れて部分にストレスがかかるから
  • 改善のためには、まず全身を緩めて身体の捻れなどを整えること
  • そして、改善の過程で痛みが出ないことを脳にインプットする

この流れが必要というわけです。

腰痛の原因から見ても、日頃の姿勢や動作そのものに問題があるから痛みが出るわけで、腹筋や背筋の筋力が弱いから痛みが出ているわけではありません。

逆に、身体を丸めたり反らしたりすることをすれば、それらによって姿勢は崩れてしまわないでしょうか?

大切なことは、立っているときにかかる重力負荷の1Gに対抗できる筋力があればいいわけで、その筋力を養成したいのであれば立つことです。

そして、強化をするのであれば、立つ、しゃがむという上下の動きを取り入れれば、1Gに対抗できる筋力は十分鍛えられます。

こういった理由からも、

腰痛の改善には、部分的な腹筋や背筋などのトレーニングは必要ない

ということが理解していただけると思います。腰痛改善のためには、まず全身の筋肉を緩めることの方が必要ですね。

 

まとめ

今回は、腰痛の原因と改善のためには筋肉を緩めること、という内容をお伝えしていきました。

今回の記事のまとめ

  • 日頃の姿勢が崩れると、腰の筋肉が緊張する
  • 筋肉が硬くなり、ストレスに耐えられなくなると痛みが出る
  • また、ストレスが溜まりすぎると痛みが出ることもある
  • 改善のためには、まず筋肉を緩めること
  • そして姿勢や動作も一緒に改善すること
  • 筋肉を鍛えるだけでは、腰痛は改善しない

こういった内容をお伝えしていきました。腰痛があると、今までできたことができないという悔しさもありますし、もどかしさもありますよね。

こういう腰痛は、まず原因を発見することが何よりも大切です。そして、筋肉を緩めて姿勢や動作を改善する。

この一連の流れができると腰痛は改善できるので、今回の内容が少しでも腰痛に悩む方の参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




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